毎日長い時間をかけて勉強しているけれど、なかなか成績が上がらない。まだまだ時間が足りていないのかもと悩んでいませんか?
長時間勉強にはデメリットがあり、時間をかけるほどに学力が下がる恐れもあります。
集中力を高め、短時間でも効率良く勉強できる方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
「勉強時間」を目標にすると失敗する!
自宅で勉強をするとき「今日は5時間やろう」「○時までは勉強時間にしよう」と、時間を目標にしていませんか?
長時間勉強するほどに、沢山のことが学べそう。こんなに勉強したんだから、学力がアップしているに違いない・・・このような錯覚におちいりがちになりますが、長時間勉強するほど良いということはありません。
時間を目標にするとただ勉強した気持ちになるだけで、肝心の結果がついてこないケースも多いのです。
長時間集中し続けられたらいいのですが、人間は脳も身体も一定の時間同じことをすると疲れてしまいます。疲れた状態でいくら勉強をしても、うまく身につきません。
ですが、時間を目標にしたことで休憩を取ることもできず、ダラダラと勉強を続けてしまいます。
せっかく10時間勉強しても、「何を学んで、どう身についたか」が明確に答えられないなんてこともあるでしょう。
ひたすら問題を解き、参考書を整理してみたけれど、何を学んだのかが言葉に表せないなんて人もいます。
時間数が多いほどに自己満足感は高まりますし、家族や友人に褒められる機会も多くなるでしょう。ライバルよりも沢山勉強をしたので、優越感に浸ってしまう場合もあります。
繰り返すと時間数だけにとらわれ、心身は疲れるから無意識に手を抜くようにもなります。肝心の学力が下がってしまう恐れもあるので、長時間を目標としたスタイルは早々に止めておきましょう。
短時間で大丈夫?集中力を高める勉強法
長時間勉強は失敗しやすいものの、短時間であればあるほどいいというわけではありません。やはりある程度の時間数は必要なので、長時間勉強をしてきた経験は無駄にはならないです。
集中力が続かず効率が悪かったとしても、時間の感覚はつかめたはず。どのぐらいで集中力が途切れてダラダラしてしまうかなど、自分のペースをつかんだ人もいますよね。
既に得た感覚を元に、短時間で集中力を高める勉強法を試してみましょう。
集中できる時間数には個人差がありますし、その日の体調などによっても異なります。無理をして長時間勉強しようとせず、短い時間でも目標を持って勉強するようにすれば、学力は自然と身についてきます!
短時間で集中力を高める方法3つをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
1,デスクを片付ける
勉強を始める前に、デスクをいったん片付けます。勉強する科目以外の参考書なども片付け、必要なものだけをデスクのうえに置いてください。
視界に入る情報量が多いほど、集中力は欠けてしまいます。
スマホは視界になくてもつい気になってしまうので、勉強中だけでも部屋の外に置いておくといいでしょう。
勉強以外のことに気をとらわれてしまわないよう、スッキリとデスクを片付けてから勉強にとりかかってください。
2,勉強時間と休憩時間を設定する
勉強する時間を60~90分に設定し、5~10分の休憩時間をとりましょう。人間の脳は長時間集中し続けていられませんし、身体も疲れてしまいます。
疲れ切ってから休むよりも、疲れる前に休憩を取った方が効率良く身体も頭も動かせます。
「25分勉強したら5分休憩する」というポモドーロ・テクニックという作業効率を上げる方法もありますので、時間数はお好みで大丈夫です。
自分ならどのペースが最適化を確かめながら、時間数を設定してみましょう。
3,学習計画を立てる
受験まで、テストまでの期間に向けて、毎日何をすべきかの学習計画を立てておきましょう。今日、何をするかが分かると明確な目標ができるので、何がなんでも達成しようと集中力が高まります。
目標を軽く達成できたか、または時間がかかってしまったかによって、自分の得意と弱点を知ることもできるでしょう。
学習計画は毎日変更しても構いません。サクサクと解ける問題を何度もやるより、苦手な箇所を克服した方が学力はアップしますよね。
目標をたてるおことで「やり遂げよう」という気持ちが高まるので、自然と集中力もアップします。
まとめ
長時間勉強で効率が上がらなかったという人は、ぜひ短時間でも集中できる方法を試してみてください。
勉強には時間数が必要なものの、勉強したつもりになってしまうことも多々あります。まずは3つの方法を試しつつ、自分にあったペースをつかむようにしてみましょう。
ダラダラ勉強するスタイルを捨て、どんどん学力がアップする勉強を始めてみてくださいね。