
「しっかり勉強をしているのに成績が下がった」
「成績がなかなか上がらない」
「成績が下がるのが怖い」
テストの結果や通知表は明確に数字として評価を受けるので、成績が上がった・下がったを一目で理解することができます。
努力しているのに結果が伴わない方は、努力の仕方を間違えているのかもしれません。
十分時間をかけて勉強しているのに、なかなか成績が上がらないという方は、勉強のやり方を変えてみましょう。
そこで今回は、成績が下がる3つの原因と、成績を上げる4つの上げ方を詳しく解説していきます。
なぜ成績が下がる?上がらない3つの原因とは
成績が下がることを気にしている方は、自分の成績について真剣に考えているということなので、今後成績が上がる見込みがあります。
しかし成績を上げるためには、なぜ成績が下がったのかを知る必要があります。
そこでここからは、多くのパターンで見られる成績が下がる3つの原因を解説していきます。
1.基礎ができていない
基礎ができていなければ、基礎を応用した複雑な問題を解くことができません。
学校の勉強はいきなり難しくなるわけではなく、まず基礎を学んでから、その基礎を用いて次のステップに移行していきます。
そのため基礎ができていなければ、次のステップに進んでも問題を解くことができずに成績が下がる原因になってしまいます。
また、基礎を学んでその場で理解したつもりでも、わかるまで理解しなければ意味がありません。
料理に例えると、基礎をその場で理解している方は「食材はこれ、調味料はこれ」と大まかに理解している段階で、わかるまで理解できている方は、「ここでこのくらい煮る」とさらに細かくレシピを理解できています。
特に基礎をその場で理解したつもりになっている方は、ある日同じ問題を解こうとしたら全くできなかったというパターンが多いです。
2.勉強時間が短い
勉強時間が短いのも、成績が下がる原因になります。
現代の学生は大人よりも忙しい毎日を過ごしていて、日中は学校で授業を受けて、昼過ぎから部活動、夕方からは塾や習い事、夜にやっと帰宅するという生活パターンが多いです。
これだと勉強する時間が短くなってしまう以外に、勉強を始める時点でとても疲れてしまっているので、なかなか勉強に身が入らなくなってしまいます。
3.勉強のやり方が間違っている
やばい!成績が下がった!基礎力を高めて成績を上げる4つの方法
十分な時間をかけて勉強をしているのに、成績が下がる原因は勉強のやり方が間違っているからです。
問題集を1冊やっただけ、いきなり暗記しようとするなどは間違った勉強法なので成績を上げるのは難しいでしょう。
授業で取り込んだ情報は、取り出すことで脳にしっかりと定着します。
1回だけ問題集を解いただけでは情報が定着しないので、1冊の問題集を何度も繰り返して解く、まとめノートを作成して人に説明できるレベルまで理解することが大切です。
成績が下がるのが怖い!どうすれば上がる?上げ方とは
勉強を習慣づけるにはどうすればいいの?5つの付け方とメリットを解説
成績が下がるのが怖い、なんとしてでも成績を上げたいという方は、勉強のやり方を変えてみましょう。
ここからは基礎でつまずいた方に向けて、成績を上げるための4つの成績の上げ方を解説していきます。
1.学習計画を立てる
ただ闇雲に勉強するだけでは非効率なので、成績が上がることはないでしょう。
学校の成績を上げるためには、学校の学習範囲を理解して、ポイントごとに抑えた学習計画を立てることが大切です。
自分が1日のうちにどのくらい勉強時間をかけられるのか、目標は何か、目標達成のために1日に限られた時間内でどこまで勉強するのかなど、あなただけの学習計画を立てるようにしましょう。
2.基礎から勉強を始める
わかるまで勉強することが基礎力を高めることに重要なので、過去に学校で教わったことをもう一度やり直してみましょう。
基礎がわからない方は、基礎力を高める勉強のやり方もわからないという方が多いです。
そのため、塾や家庭教師を利用している場合は、基礎力を高めるアドバイスを受けるといいでしょう。
またわからないことがあれば、早めに学校の先生に質問してわからないままにしないことが大切です。
3.インプットとアウトプットを繰り返す
学習計画を立てて、基礎力を高める学習を始めたら、インプット(取り込む)した情報をアウトプット(取り出す)していきます。
教科書を読む、ノートに書き写すなどはインプット。
問題集を解く、まとめノートを作るはアウトプット。
この2つのステップを繰り返すことで、インプットした情報をしっかりと脳に定着させることができます。
4.勉強計画を見直す
一度立てた学習計画は、必ずしも計画通りにいくわけではありません。
予想より勉強が遅れることがあれば、予想よりも早く理解して勉強が進むことも考えられます。
また体調不良や外せない予定ができたなどで、勉強できなくなることもあるでしょう。
週に1回は学習計画を見直すようにして、その時のあなたに最適な学習計画を立てるようにしましょう。
ここまでお話しした1〜4を繰り返していけば、基礎を用いた応用問題へステップアップして、テストの結果がよくなっていきます。
そのため成績が上がる可能性があるので、早速取り組んでみましょう。
ここに注意したい!成績が下がった時にやってはいけないこと3つ
成績が下がって焦る気持ちはわかりますが、成績が下がった時にやってはいけない3つのことがあります。
ここからは、成績が下がった時に注意した3つのしてはいけないことを解説していきます。
1.勉強量を増やしすぎる
人にはキャパシティという、自分で処理できる範囲が限られています。
このキャパシティを超える量の勉強をすればパンクしてしまい、勉強に対して苦手意識が生まれてしまうリスクがあります。
一度勉強に対して苦手意識が生まれると、勉強のハードルが一気に上がってしまうので、成績が上がるための勉強ができなくなる原因になります。
そのためあなたが無理なく毎日継続して続けられる量の勉強を行うようにしましょう。
2.難易度が高い問題集を解く
「今の勉強法では成績が上がらない」「だったらもっと難しい問題集や参考書をやってみよう」と、自分のレベルを超えた問題集や参考書に手を出すと、問題が解けずに挫折してしまいます。
成績が上がらない大部分の原因は、ここまでお話ししてきたように基礎力が不足しているからです。
そのため成績を上げるための勉強では、基礎力を高めるようにあなたのレベルにあった問題集などを選ぶようにしましょう。
3.進学塾に変わる
こちらも先ほどお話ししたのと同じことで、基礎力が不足している方が難しい問題に取り組む進学塾に行くのはとても難しいことです。
基礎力を高めるためには、あなたのレベルに応じたカリキュラムを考えてくれる塾や家庭教師が最適です。
勉強は毎日継続することで結果が伴うので、無理をしないことがとても重要です。
まとめ
成績が下がってしまう原因は、「基礎力不足」「勉強時間不足」「勉強のやり方が間違っている」の3つであることが多いです。
この3つを解決するためには、以下の4つの成績を上げるやり方を試してみましょう。
- 学習計画を立てる
- 基礎から勉強する
- インプットとアウトプットを繰り返す
- 学習計画を見直す
1人で学習計画を立てたり、基礎力を高めるのに不安を感じたら、学校の先生や塾・家庭教師の先生に相談してもいいでしょう。
大切なのはあなたのレベルにあった学習内容で、毎日継続して続けることなので、無理のない範囲で基礎力を高めて成績を上げるようにしましょう。