
テスト前に十分な時間をかけてしっかりとテスト勉強をしているのに、テストで高得点が取れないと悩んでいる学生が多いのではないでしょうか?
テスト勉強法は先生から教わることではないので、テスト範囲だけ伝えられて、「あとは自分で考えて勉強してね」と“丸投げ”されてしまいます。
教わっていないテスト勉強法を自分で考えて編み出し、高得点を狙うのは至難の業です。
では、どうすればテストで高得点が取れるようになるのでしょうか?
今回は十分な時間をかけてテスト勉強をしているのに、テストで高得点が取れない学生がテストで高得点を取る取り方や勉強法について解説していきます。
どうしてテストで高得点が取れないの?3つの原因とは
十分な時間をかけてテスト勉強をしっかりしているのに、テストで高得点が取れない原因は、「勉強のやり方が間違っている」という原因があります。
さらにこの原因を細分化すると、ここからご紹介する3つの原因になります。
自分に当てはまることはないか、ここでチェックしてみましょう。
1.覚えるべきものが覚えられていない
知識や情報を吸収することに意味がないように感じる方が多いと思いますが、日本の教育システムではまだまだ暗記重視の問題が出題されています。
英単語や漢字など、ある程度暗記できていれば解答欄を埋めることができるので、暗記さえしっかりできていればテストで高得点を取ることも夢ではありません。
2. いきなり覚えようとしている
暗記するときにいきなり英単語や漢字・年号などを覚えようとするのは間違いです。
暗記するためには手順があって、教科書を読んだ上でノートに情報をまとめるように、全体像を把握して構造化する必要があります。
また、脳は新しい情報を受け入れにくいので、新出単語や新出漢字などは教科書や問題集をある程度読み込んだテスト勉強の最終段階で行うと良いでしょう。
3. テストに出ない問題集をたくさんやっている
「大は小を兼ねる」と、難易度の高い問題集を一生懸命やっている学生が多いですが、学校のテストでは学校のテスト範囲でしか出題されないので、選ぶ問題集に気をつける必要があります。
そのため、学校基準の問題集を選ぶことで、学校で教わるレベルでテスト範囲の問題集を選ぶようにします。
また、情報は繰り返し反復することで定着するので、問題集は1回だけではなく何度も繰り返し行うことで脳に情報を定着させることができます。
多くの問題集を購入するのではなく、まずは1冊の問題集を購入して取り組み、その問題集をやり込むようにしましょう。
テストで高得点を狙う4つの取り方と勉強法
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先に結論を言うと、テストで高得点を取るためには情報をインプットしてアウトプットすることを繰り返します。
何度も反復して繰り返すことで、取り込んだ情報はしっかりとあなたの脳に定着されていきます。
では、どのようにして情報をインプットしてアウトプットすればいいのでしょうか?
ここからはテスト前日まで応用できるテストで高得点を取る取り方や勉強法を4つの段階に分けてご紹介いたします。
1.情報の全体像を掴む
テスト勉強はなかなか腰が重い作業です。
これまで時間をかけてしっかりテスト勉強をしてきたのにテストで高得点が取れなかった方は、特にやる気が出ないでしょう。
そこでテスト勉強の最初の段階では、頭を使わずにできる“作業”を黙々と行います。
- 教科書の音読
- 教科書の黙読
- ノートへ書き写す
この段階では、頭を使わない勉強法なので記憶しないようにしましょう。
あくまで「そうなんだ」「ふーん」という程度で情報を取り込むようにして、全体像がインプットできれば問題ありません。
2.情報をしっかりインプットする
テスト勉強のやる気が出てきたら、いよいよ記憶していく段階に移ります。
先ほどの段階では情報の全体像を掴む程度の勉強法でしたが、この段階ではしっかりと情報をインプットしていくので情報を記憶します。
重要用語を暗記して、問題集を1回ではなく3回・5回と繰り返し取り組むようにして、情報をしっかりとインプットしましょう。
3.インプットした情報をアウトプットして定着させる
インプットした情報は、アウトプットすることで脳に定着させることができます。
問題集を解くのもアウトプットの1つですが、インプットした情報を人に説明できるレベルまでインプットとアウトプットを繰り返すことで、しっかりと脳に情報を定着させて暗記することができるようになります。
最後の段階ではまとめノートを作成したり、Wordソフトを使ってインプットした情報をアウトプットする一連の段階を繰り返します。
4.テスト前日にダメ押しする
テスト前日は明日の本番に備えてダメ押しをする段階です。
もう1度情報の全体像を掴み直し、しっかりと情報をインプットして、インプットとアウトプットを繰り返して情報を脳に定着させます。
ここまでご紹介してきた1〜4段階を仕組み化することで、多くのテストで応用することができるようになるので、自己最高点を取ることができる可能性があります。
科目別テストで高得点を取るコツ
ここまでテストで高得点を取る取り方や勉強法についてお話ししてきましたが、科目ごとにコツを押さえておかなければどのように勉強すればいいのかわかりません。
そこでここからは、5教科のテスト勉強のコツを解説していきます。
英語
文章の中で覚えた英単語や文法が使えるようになりましょう。
教科書の文章を理解できるようになると共に、日本語にあう英文を作れるようになること。
最後に教科書の英文を日本語に訳せるようになることでテストで高得点を狙うことができます。
数学
公式や定義・定理を覚えて、習ったばかりの公式などは、すぐに教科書やワーク・問題集を解いて「使える知識」として定着させるようにします。
基本的な計算ミスをなくし、様々な応用問題や文章問題に対応できるようにしましょう。
国語
授業で教わった文章はテストで出題されやすいので、授業内容しっかり抑えることが重要です。
答えにたどり着くために、文章中に出てくる漢字や語句を覚えることはもちろん、文法も暗記して使える知識としてインプットしましょう。
理科
理解は暗記するだけではテストで高得点を取ることができないので、動物や植物・宇宙・地球などで、地形の変化や植物・鉱物の分類など正確に覚えましょう。
そして化学変化や運動は計算が必要になるので、計算式を正確に覚えて実際に問題集を解くことでしっかりトレーニングを行います。
社会
地理・歴史・公民の中でテストで高得点を狙うなら、用語をしっかりと覚える必要があります。
また単純に暗記するだけではテストで高得点が取れないので、歴史であれば出来事が起きた原因や結果、出来事が起こるまでの流れまでしっかりと覚えましょう。
まとめ
しっかり時間をかけてテスト勉強をしているのに、テストで高得点を取れないのは「勉強のやり方が間違っている」からです。
テストで高得点を取る取り方や勉強法は、以下の4つの段階を繰り返します。
- 全体像を掴む
- しっかりインプットする
- インプットとアウトプットを繰り返す
- ダメ押しをする
また、科目ごとにテスト勉強のコツが異なるので、科目ごとにどのようにテスト勉強をすればいいのかを把握しておくようにしましょう。