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テスト勉強で暗記するコツは?4つのやり方で苦手意識を克服する!

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テスト勉強で分厚く高い壁になるのが「暗記」です。

「暗記できない」「覚えたいことが頭に入らない」と悩んでいる方は、テスト勉強に対して苦手意識が強いのではないでしょうか。

そこで今回は、苦手意識を克服するテスト勉強方法として、暗記するコツや4つの暗記方法を詳しくご紹介いたします。

テスト勉強のコツは理解して暗記すること

中学生、高校生と進学するにつれて学習量は膨大なものになってくるので、暗記することも増えてきます。

暗記しなければテストで良い点数を取ることができないので、テスト勉強の際は暗記することを中心に勉強を行う必要があります。

しかしテスト勉強のコツは暗記することだけではありません。

より効率的に暗記をするためには、十分な理解が必要になります。

そこでここからは、なぜテスト勉強で暗記だけではなく理解が必要なのかについてお話ししていきます。

暗記は理解することで10倍以上効率的になる

先ほどお話ししましたが、テストで良い点数をとるためにはテスト勉強で暗記する必要があります。

勉強を理解していても、暗記していなければテストの回答欄を埋めることができません。

しかしこの暗記は、ただ単にノートに何回も書いて理解するのでは短い期間記憶することしかできません。

なぜなら、人の脳は吸収した情報を「超短期保持」「短期保持」「長期保持」の3段階を経て定着することができますが、情報を「長期保持」するためにはこの3段階を何度も繰り返す必要があるからです。

繰り返しテスト勉強で情報を書いて覚えることは暗記方法の一つですが、情報を「超短期保持」あるいは「短期保持」することしかできないので、長く覚えておくことができません。

情報を「長期保持」するためには、実際に問題を解いたり、声に出して暗記したい英単語などを暗記するようにすることで理解度が深まるので、情報が「長期保持」されるようになります。

理解して暗記するということは3段階のプロセスを自然と繰り返すことができるので、深く情報を暗記させて、必要な時に情報を取り出すことができるようになります。

単純に暗記するのか、それとも理屈を理解して暗記するのか

3段階のプロセスを経て情報を長く保持できるようになるのは、理解して暗記しているからです。

ここでいう理解とは問題の理屈を理解しているかどうかということです。

理屈を理解することで、様々な問題に情報を応用させて回答欄を埋めることができるようになります。

理屈を理解せずに暗記した場合、例えばパソコンのキーボード入力で文字入力はできても、ショートカットキーが使えません。

このように理屈を理解していない知識は応用が効かないので、そのことしか使えない「融通が効かない知識」としてあなたの中に定着してしまいます。

そのためせっかく暗記するのであれば、応用が効くように理屈を理解して暗記したほうが良いでしょう。

テスト勉強で効率の良い暗記方法4戦

勉強のメインは授業ではなく「自習」です。テスト勉強で自習をする時の2つのやり方とコツは?

理解して暗記した情報は、似た問題や方程式に応用させることができるので、次に暗記することを効率的に暗記することができるようになります。

「超短期保持」「短期保持」「長期保持」の3段階のプロセスが、理解して暗記するために重要なこととなりますが、そのために効率の良い暗記方法は何があるのでしょうか?

そこでここからは、テスト勉強に役立つ!効率の良い暗記方法を4つご紹介いたします。

1.暗記特化系の科目は書いて・口に出して覚える

理屈を理解して暗記することが効率の良い暗記方法の一つですが、英語や歴史など暗記することがメインの科目では、理屈より暗記が優先されます。

そのためこの場合、実際にノートに書き出して手を動かして覚える、あるいは口に出して覚えることで効率よくテスト勉強で情報を暗記することができるようになります。

特に英単語の場合、暗記したい語句を書き出すことで、頭の中にビジュアルがより印象付けられるので、効率的です。

書いている間隔とスペリングを結びつけて覚えることもできるので、英文の理解も深まります。

2.学習スケジュールを立てて継続して続ける

テスト前日に徹夜でテスト勉強をする一夜漬けは、漫画やアニメでお馴染みのシーンですが、実際にはおすすめしないテスト勉強方法です。

ここでお話ししているテスト勉強で効率的に暗記する1番のコツは、毎日継続してテスト勉強を行うことです。

これは、短期間で膨大な量の学習量をこなすことが現実的ではないからです。

毎日暗記学習を行うことで、覚えているかどうかをチェックしながらテスト勉強を行うことができるまでに、自然と知識が定着します。

また、青年期に必要な睡眠時間を十分にとることや、適度に休憩時間や仮眠時間を挟むことも大切です。

なぜなら人は寝ている間に吸収した知識を脳に定着させることができるからです。

漫画やアニメでお馴染みの一夜漬けは、このことからとても効率が悪いので、勉強時間や休憩時間・睡眠時間を考慮した学習スケジュールを立てて、脳科学的に効率の良いテスト勉強を行うようにしましょう。

3.情報を誰かに伝えるつもりでまとめる

インプット(取り込む)とアウトプット(取り出す)を交互に行うことで、理解度がより深まります。

そこでインプットとアウトプットを行うには、誰かに伝えることを想定して情報をまとめるようにしましょう。

今日学習したことのまとめノートを作成して、暗記したことや理解したことを誰かに伝えるつもりで情報をまとめてみましょう。

まとめノートをテスト勉強の中に作成していくと、必ず「これってつまりどういうことなんだろう?」「もっとわかりやすくならないかな?」という疑問を感じるようになります。

疑問を感じたところを自分なりにまとめるようにすることで、理解しやすく濃い情報のまとめノートが完成します。

完成したまとめノートを読み返して、あなたが暗記したことや理解したことと間違いがなければ、あなたはインプットした情報を正しくアウトプットできたにとどまらず、情報をブラッシュアップできたということになります。

4.絵や動画など視覚情報を交えて覚える

人間の五感ののうち視覚情報は脳で理解できることのうちの5割を占めており、視覚情報を利用して暗記することで効率的にテスト勉強で暗記することができるようになります。

例えば、歴史の年号や出来事をまとめる際は、動画配信サイトの歴史系チャンネルなどで実際に出来事をまとめている動画や、歴史の瞬間を捉えた映像を視聴すると良いでしょう。

動画に残っていないくらい昔の出来事を暗記する際は、写真など画像でも構いません。

写真であれば簡単にダウンロードしてスマホやパソコンに保存できるので、何度も素早く表示させて見ることができます。

まとめ

暗記するということは、「超短期保持」「短期保持」「長期保持」の3段階のプロセスを経て情報が脳に定着するということを言います。

暗記をするために私たちは、ひたすら情報をノートに書いて覚えたりしますが、最も大切なことは理屈を理解して暗記することです。

なぜなら理屈を理解して暗記することで、3段階のプロセスを何度も繰り返すことができるので、最終的には長い期間情報を暗記できるようになるからです。

しかし英単語や歴史など暗記特化型科目では、理屈の理解よりも暗記優先の場合が多いです。

この場合は、手や口を動かして暗記したり、誰かに伝えるつもりでまとめノートにインプットした情報をアウトプットしたり、視覚情報を利用して暗記するようにしましょう。