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【保護者向け】反抗期の子供が勉強しない理由は?勉強させるには親はどうすればいいの?

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反抗期の子供で勉強しないケースは珍しくありませんが、勉強しないことに対して親は焦りを感じます。

しかし「勉強しなさい」と親が言うと、子供は屁理屈を言ったり余計に勉強しなくなることが多いので、反抗期の子供に勉強させるには工夫が必要です。

そこで今回は、なぜ反抗期の子供が勉強しないのか2つの理由と、自律的な勉強を行うために必要な3つの要素と3つのサイクルを解説していきます。

なぜ反抗期の子供は勉強しないの?

反抗期の子供には個人差がありますが、勉強しない子供がいます。

勉強しない反抗期の子供に対して、親は「勉強しなさい」「ちゃんとやることやったの?」と声をかけることが多いと思いますが、子供は親の言うことに反抗するように勉強しません。

この時、反抗期の子供は親と違う視点で勉強を見ています。

  • 親の言うことに反抗したい
  • 今しか見えていない

ここからは、上記2点の反抗期の子供が勉強しない理由について解説していきます。

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親の言うことに反抗したい

中学・高校時代は発達心理学上では「青年期」と呼ばれる時期で、「自分はどんな人間なのか」「将来何をやりたいのか」を考える大切な時期です。

特に中学時代は第二次反抗期を迎える時期で、子供は自分の価値を高めるために親の言うことを否定したり、社会の常識を疑います。

反抗することで親から離れて自立する準備を行うため、親が「勉強しなさい」と言えば反抗して勉強しない子供になります。

また反抗期は自分の力を試したい時期でもあります。

親の「勉強しなさい」に対して屁理屈を言うことで、親とは違う筋の通し方をしようと試しています。

上手に親と対話力トレーニングを積むことで、反抗期の子供は社会に出たときに柔軟に物事を受け入れられるようになるので、親の呼びかけ方がとても大切です。

今しか見えていない

「勉強しないと大人になってから困るよ」と反抗期の子供に勉強させようとしますが、子供は話を聞いているのか聞いていないのかわからないような反応を示すことは珍しくありません。

なぜこのような反応を示すのかというと、反抗期の子供は今しか見えていないので、先の未来を想像することができません。

親の言うことに反抗することや、反抗期によるイライラという負のエネルギーを発散することに反抗する意味を見出しているので、親は子供と視点の違いがあることを理解しておく必要があります。

反抗期の子供に勉強させるには「メタ認知力」を高めよう

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反抗期の子供に勉強させるには、「メタ認知力」と呼ばれる「自分自身の思考や行動を客観的に把握する能力」を高める必要があります。

メタ認知力が高い子供は、例えば受験勉強で自分の現在の実力を大きくも小さくも評価することなく、客観的に今の自分を見つめて、志望校合格というゴールには何が必要なのかを考えることができます。

メタ認知能力を高めるのに必要なのは「自分自身の思考」を知る必要があります。

そのため反抗期の子供を抱える親は、子供との会話で「あなたはどう思う?」というように、子供に考えて判断させるよう声をかけるやり方を工夫します。

子供にメタ認知力を高めさせるだけではなく、親もメタ認知力を高める必要があります。

「自分は子供に対して過干渉ではないか」「子供に対して放任すぎないか」を考えて、親がメタ認知力を高めることで反抗期の子供と適切な距離感を作ることができます。

反抗期で勉強しない子供にはメタ認知力以外にも必要な力がある

反抗期で勉強しない子供には、ここまでお話ししてきたメタ認知力の他に、「動機付け」と「学習方略」の2つが必要です。

ここからは、反抗期で勉強しない子供に必要な3つの要素と3つのサイクルについて解説していきます。

メタ認知力以外の2つの要素

動機付けでは、学習を進めるにあたってエネルギーとなる心の働きのことで、モチベーションと呼ばれることもあります。

具体的には、「自分はできる」という自己効力感や「成績を上げたい」という目標に向けた意欲などです。

次に「学習方略」とは効果的に学習するための方法や工夫のことです。

手当たり次第に勉強するのではなく絵や図など視覚情報を使ったり、似た漢字をカテゴリー分けする方が深い学びを得ることができるように、より効率的に学ぶことができるように自分にあった工夫を行うことです。

「動機付け」と「学習方略」に「メタ認知力」が加わることで、自分から意欲的に勉強することができる自己調整学習を行うことができるようになります。

3つの要素と3つのサイクルで自律的な勉強ができる理由

これら3つの要素が完成すると、なぜ反抗期の子供が勉強するようになるのかというと、以下の3つのサイクルが関係しています。

  • 予見
  • 遂行コントロール
  • 自己省察

「予見」は動機付けの段階で、目標設定や学習計画を立てます。

「遂行コントロール」はメタ認知力の段階で、「自分はこういうところでよく間違えるから集中的に学ぼう」という意識を持つことで、効率的に勉強することができます。

最後に「自己省察」は学習方略の段階で、勉強が一区切りついた段階で学習の成果を振り返り、うまくいったのかそうではなかったのか、そうではないなら原因は何なのかを分析した結果、勉強のやり方が間違っていたと判断して次への対策を取ることができるようになります。

これらのサイクルの質を高めることで、反抗期の子供で勉強をしない子供はより自律的に深い勉強を行うことができるようになります。

3つのサイクルを意識した学習方法で勉強させるには

ここまでお話ししてきた「メタ認知力」「動機付け」「学習方略」の3つの要素と、「予見」「遂行コントロール」「自己省察」の3つのサイクルを促すためには、親のサポートが大切になってきます。

例えば漢字を覚える際はドリルの漢字を書き写すことが効果的ですが、個人差によって書き写す単純作業が退屈に感じてしまい、心理学の面でも効果が薄いと考えられています。

この場合、「ドリル1ページを何分でできるか」というゲーム性を持たせたり、同じ部位をカテゴリー分けして覚えると深く勉強することができるようになります。

反抗期の子供は「勉強しなさい」と親が言うと反抗して勉強しないので、親は子供が適切な学習方略ができるように、押し付けない範囲でアドバイスをするよう意識してみましょう。

まとめ

反抗期の子供が勉強しない理由は、「親の言うことに反抗したいから」「今しか見えていないから」の2つです。

これらの理由は子供が親から自立するために必要なプロセスなので、親は否定することなく受け入れるようにして、勉強しない子供に対して適切なアドバイスを与える必要があります。

反抗期で勉強しない子供には、自分で考えて判断する「メタ認知力」を高める必要がありますが、その他にも「動機付け」と「学習方略」の要素が必要です。

これら3つの要素によって生み出される「予見」「遂行コントロール」「学習省察」によって、自律的な勉強を行うことができるようになります。

そのため反抗期で勉強しない子供を抱える親は、子供に対して押し付けにならない範囲で様々な方法があることをアドバイスするようにしてみましょう。