こんにちは。
家庭教師の銀河の高倉です。
いつも、私の記事を読んで頂き、誠にありがとうございます。
コロナの影響で、暗いニュースが続いていますが、コロナに負けず頑張りましょう。
さて、早速本題に入ろうと思います。
今回は「立場でコミュニケーションをとってはいけない」理由についてお話ししようと思います。
先生と生徒、上司と部下、親子関係など、それぞれ人には立場があると思います。
例えば、普段、人とのコミュニケーションの中で「あなたは兄ちゃんなんだから…」とか、「〇〇くんはチームのリーダーなんだから…」とか、身内関係での会話や職場での会話の中で、よく立場だけを見て指摘をしてくる方が多いかと思います。
これって正しいことでしょうか?
もちろん、正しいことだと思います。
人には人の立場というものがあり、立場というのは、言い換えれば役割みたいなものなので、立場が必要なのも十分理解できます。
しかし、立場だけでコミュニケーションをとることは、人との良好関係を保つうえでは危険な行為だと言えます。
なぜなら、立場だけでコミュニケーションをとると、立場だけの関係になってしまうからです。
もっと掘り下げていうと、上下関係でコミュニケーションをとってしまうということです。
ここで、具体例をひとつあげます。
言葉ひとつで上下関係を自然と作ってしまう言葉があります。
その代表的な言葉は「お前」という言葉です。
なぜ、お前という言葉が相手に上下関係を作ってしまうかというと、お前というのは、相手に対して「自分よりも目下」ということになるからです。
その理由は簡単で、目上の人に対して「お前」という言葉は使わないですよね?
なので、お前という言葉を相手に言うと、相手は自分よりも下ということになります。
ちなみに、私は後輩にもお前という呼び方はしません。
名前で呼びます。
言葉ひとつをとっても、呼び方で上下関係を作ってしまいますので要注意ですね。
言葉の例をあげましたが、ここから先の話は、私が今回一番お伝えしたかったことを話そうと思います。
私が今回一番お伝えたかったことは、「立場でコミュニケーションをとってはいけない最大の理由」です。
その最大の理由とは、どういったことかというと、自分の立場でコミュニケーションをとると、相手の立場が分からなくなるということです。
ん?どういうこと?と思った人もいるかも知れませんので、もう少し噛み砕いてお話ししていこうと思います。
相手の立場が分からなくなるというのは、自分の立場でコミュニケーションをとるからです。
ん?どういうこと?と、また思った人がいると思うので、もっと掘り下げて言います。
つまり、自分の立場を捨てて、対等に接しないと相手の本音を聞くことができないということです。
相手の本音を聞けていないということは、すなわち、浅いコミュニケーションしかとれていない状態で、距離が縮まっていない状態です。
浅いコミュニケーションしかとれていないのに、「自分は部下の悩み事をしっかりと聞いてやっている上司だ」と勘違いしている方も世間では大勢います。
なぜ、こういったことが起こるのかというと、前述のとおり、自分の立場でコミュニケーションをとっているからです。
では、どうしたら良いのか?
答えは、立場を捨てて対等に接することです。
相手の気持ちを理解するのが上手な人は、自分の立場を捨ててコミュニケーションをとっています。
必ず、上司の言うことが正しい, 必ず先生が言うことが正しい, ということは有り得ません。
それは、単に自分の方が上だから、下よりも正しいと勝手に思い込んでいるだけです。
ここで、重要なことをもうひとつ言うと、普段から立場ではなく、フラットな関係を構築しておかないといけないということです。
部下が上司に気を遣って、言いたいことを言えない環境にしてしまうと、いざと言う時に本音が出ず、単に不満を爆発させてしまうだけになってしまう可能性があります。
なので、立場というものを捨てて、相手とコミュニケーションをとる必要があります。
それができれば、良好な人間関係を保っていけると思います。
といっても、私もうっかり自分の立場で物事を考えそうになる時もあるので、気をつけます。
今回、私が話した内容は、絶対正しい訳ではないので、こういう考え方もあるんだといった感じで、参考にしてもらえばいいなと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
よろしければ、また次回の記事も読んで頂けると嬉しいです。
それではまた。